2001.5.13 奥瀞峡から十津川・本宮・紀和周遊(2日目)

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自転車

実走日:2001年5月13日(日)
コース:本宮~熊野川~紀和~北山

 今日も朝から快晴だ。朝食を済ませて8時頃にYHを出発する。大塔川沿いの道を走って請川で再び国道168号に出る。熊野川沿いを新宮方面へ向かう。この道も結構アップダウンが多いが、朝早くて交通量も少なく快調だ。後ろからYHで一緒だった二輪車の青年が追いついてきて挨拶してくれた。快調に飛ばしていると宮井大橋まですぐ着いた。ここは国道169号との分岐点になっている。奈良から始まり地元天理を経て吉野の山中を抜け、さらに瀞峡の険しい道を越えてここで終わるのかと思うと感慨深い。

熊野川町四滝付近の北山川

 宮井大橋を渡って国道169号に入るとずいぶん立派な2車線道路となる。右手には北山川が水面をきらめかせながらゆったりと流れている。この快適な道がしばらく続き、九重の集落で再び狭い1車線道となる。

国道169号

 小さな川を挟んで道が大きくヘアピンする地点から上り坂となり、再び十津川村に入る。この辺りは県境が複雑に入り組んでいるのだ。坂を上り切ったところが竹筒の集落で、瀞峡方面と紀和方面との分岐点になっている。左にとれば国道169号、右にとれば国道311号だ。

竹筒の分岐点

 ここは右にとって紀和方面へ向かう。少し下ると右手に北山川の眺めがよい。浦地の集落からはまた130mほどの上りとなる。この上りはかなりきついが峠まで一気に上ってしまった。この峠からまた和歌山県熊野川町となる。

竹筒付近より北山川を見下ろす

 峠を少し下ったところからの眺めがよく、北山川が大きく蛇行する様子を見下ろすことができる。ちょうど瀞峡めぐりのジェット船が水しぶきを上げて通り過ぎて行った。この先、道は2車線となり、思いっきりスピードが出せる。そして下り切ったところで瀞大橋を渡り、三重県紀和町に入る。

蛇行する北山川

 役場の前に自販機があったので休憩していると地元のおっちゃんが話しかけてきて、どこまで行くとお決まりの質問を浴びせてくる。奥瀞峡までと言うと、こっちへ来るより竹筒から国道169号を回った方が近かったと言うが、わざと遠回りしてるんでこれでいいんです。役場の先で左に分かれて板屋川沿いの県道長尾板屋線に入り、 少し行くと八幡宮がある。直進すれば丸山の千枚田を経て長尾に出られるが、以前走ったことがあるので、今回はここで左折して板屋川をさかのぼっていくルートをとる。

入鹿八幡宮

県道長尾板屋線

 最初はゆるやかな上りだったが出合の集落を過ぎる頃からきつい上りになってくる。さらに川が下へ遠ざかっていくと激坂の連続となり、非常につらい。何とか上り切ったところに田平子峠の休憩所がある。なぜかここには見覚えがあって、だいぶ前に車で来たことがあったのを思い出した。

田平子峠からの眺め

 休憩所でしばらく休んで、さらに上り続ける。峠という割にはなぜかまだ上りが続いている。赤木に出る前のダラダラ坂を必死の思いで上り切り、やっと県道熊野矢ノ川線と合流する。ここまで来ればほぼ等高線に沿った形の水平道となり、もう上りはない。左手に広がる棚田の風景を眺めながら、小刻みなワインディングを繰り返していく。この道は景色が良いのでお気に入りである。

平谷付近の棚田

 平谷の集落を過ぎると山の中に入り、ぐねぐねと曲がりながらやがて熊野市との境に達する。ここからは下り一方であっという間に育生町長井まで下る。そこから育生町大井を経て新大沼橋を渡り、再び国道169号に出る。あと3kmほど走っておくとろ公園に帰り着いた。まだ昼前と時間は早い。食堂で昼食を済ませ、おくとろ温泉に入浴する。例年ゴールデンウィーク明けの土日はどこも閑散としていて、ここも例外ではなかった。そのおかげでゆったりと入浴して、帰路につく。

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
42.67km 2:17:48 18.5km/h 56.4km/h 290m
赤木
250m
片雲の風に誘われて