FARNA SL2 半年後の評価

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ロードバイク自転車

前のロードバイク(KhodaaBloom FARNA 700-Tiagra)を買ったのが2015年の6月。もうすぐ5年になるわけですが、昨年手放したのですでにありません。最近来た方のために改めて事情を説明しますと、これは買い換えのために手放したのではありません。手元に置いておくとまた乗ってしまうかもしれないので、ロードバイクを引退する「けじめ」として物理的手段をとったわけですよ。その辺の事情は以前の記事に書いてあります。なぜか今でもアクセスがものすごく伸びてるんですけどね(笑)。

今まで一度自転車を買ったら10年以上乗るのは当たり前だったので、まさかこんなに早く売るとは思いませんでした。もちろんこれは引退なので、その時はもう一度買うなんてことはかけらも思っていなかったわけです。これで自転車がミニベロ1台になったのでスッキリしたと思ってました。

思えばこのロードバイクは今までで一番乗ってない自転車なんですよね。売るときに走行距離はどのくらいか大まかに見積もったのですが、勘でだいたい2000kmくらいだろうと思ってました。年間じゃないですよ、4年間でこれだけです。まあよく走る人なら2ヶ月の走行距離ですよね(笑)。最初の2年くらいはそこそこ乗ってましたけど、2018年、2019年は年数回しか乗っておらず、しかも1回のライドで40kmくらいなんですよね。この頃は完全に飽きてましたので、もういつ引退してもおかしくない状態でした。

一度、走行距離を正確に出してみようと思って過去の記録を洗い出し、積算走行距離を求めてみました。すると2327kmでした。まあ記録に残ってないのがもう少しあるかもしれませんが、だいたいそんなもんです。やっぱり2000kmという推定はおおよそ当たってましたね。ロードバイクの寿命がどのくらいあるのか知りませんが、そのくらいの走行距離ではまだまだ初期と言えますよね。外観もきれいでほとんど新車と変わらないような状態でした。タイヤは一度交換してますが、交換してからすぐ売りました(笑)。

そんなわけですから、このロードバイクの乗り味とかあんまり記憶に残ってないんですよね。でももともと鈍感な脚ですから(笑)、乗り味なんて僕にはよくわかりません。それまで乗っていたクロモリロードと比べても違いははっきりわからなかったですね。

結果的に買い換えと同じ形になってしまったわけですが(笑)、今のロードバイク(KhodaaBloom FARNA SL2 SORA)を購入してから半年以上が経ったので、そろそろ乗り味とかわかってきました。前のと直接比較することはできませんが、記憶を頼りに買い換えて良かったのかどうか検証してみます(笑)。

スペックの違い

前車 現車
フレーム素材 6011アルミ 6066アルミ
フォーク カーボン/アルミコラム フルカーボン
ヘッド形状 1-1/8~1-1/4 1-1/8~1-1/2
BB形式 BSA(ネジ切り) BB86
ワイヤー 外装式 内装式
シートステイ ノーマル オフセット
シートポスト アルミ カーボン
コンポ Tiagra(ブレーキ105) SORA
ホイール VUELTA CORSA SHIMANO R501
完成車重量 9.2kg 8.7kg

まあ違いはこんなとこですが、バイクの性格で言いますと、前車はエンデュランス系(エントリーグレード)、現車はレーシング系という位置付けになります。つまりジオメトリーが違うわけです。もちろん素材も良いものを使っているので、前車よりかなり軽量化されています。

価格的には、コンポがSORAであるにもかかわらず、現車の方が税抜ベースで5千円高いです。同じくらいの値段ならコンポをとるか、フレームをとるかという選択になりますね。素人は間違いなくコンポの良い方をとるでしょう。その方がわかりやすいからです。まあコンポだけ見たらグレードダウンしたみたいに見えますね(笑)。

レーシングフレームはやっぱり良い!

僕みたいな鈍感な脚にはフレームの違いなんてよくわからないのですが(笑)、持った感じは明らかに軽い!ってのがわかりますね。フレームを叩いてみても音が金属じゃないんですよね。まるでカーボンみたいな音がします。非常に薄く作られていることがわかりますね。ですから適度なしなりもあり、乗り心地も向上したように思います。

違いが一番よくわかるのはやっぱり上り坂じゃないかと思います。以前より激坂があまり苦にならなくなりました。これにはスプロケが32Tになったこともあると思いますけどね(笑)。でもやっぱりフレームの軽さとか剛性の高さが効いていることは間違いないと思います。平地を走っていても踏んだ分だけ前に出る感じが違いますね。やっぱりレーシングフレームっていいもんだと率直に思いました。

それとヘッドが大径化したことによるコーナリング時の安定感が違うなと思いました。何と言うか、ブレずに狙った通りのラインを描いてくれる感じなんですね。でもプレスフィットBBの恩恵は僕のレベルでは全くわかりませんでした(笑)。

結論から言いまして、ロードバイクはやっぱりフレームで選ぶべきなんですよ。エントリーグレードと高級フレームとでは満足感が全然違います。よく走るフレームに乗れば自転車が楽しくなりますよ。コンポなんて後から換えればいいだけですから、そんなものに左右されてはいけません。

ホイールの違い

前車にはVUELTA CORSAというよくわからんホイールが付いてましたが、セミディープリムでカタログスペックによると2000g強あったようです。現車で気に入ったところは、初めからシマノのホイールが付いてくるということです。と言っても巷では鉄下駄と呼ばれているR501なんですけどね(笑)、それでも1900gだったら上等な方ですよ。さすがはシマノのホイール、よく転がります。廉価な完成車に付いてくるオリジナルのホイールなんて2200gくらいあるのが普通ですからね、そんなのに比べたらはるかに上等。僕には十分なレベルです(笑)。

ホイールが軽くなったことによって加速感が良くなり、上り坂も楽になりましたね。100gの違いでも結構大きいですよ。これが1500g台になったらどうなるんでしょう? そのことは考えないことにしましょう(笑)。

コンポはSORAで十分

前車がTiagraだったので、ここだけがグレードダウンになってることが気になってたのですが、実際乗ってみると10速も9速も変わりません。僕は長いこと8速を使ってましたからね、9速でも上等に思えるくらいですよ(笑)。むしろ旧Tiagraは触角でしたけど、新SORAはワイヤー内蔵式になったので、見た目もカッコ良くなりました。スプロケも32Tになって貧脚には言うことなし(笑)。

今のところ11速化する予定は全くなしですね。11速にしたって1キロも速くなりませんからね(笑)。あ、ブレーキだけは105に換えましたよ。

見た目がカッコイイ

前車に乗ってるときは気付かなかったのですが、比較してみるとやっぱりアルミ特有の太さがありますね。ちょっと無骨な感じは否めません。それに比べて現車は細身のフレームでスマートに見えます。最近主流のオフセットシートステイも個性的でいいですね。カラーリングも精悍なブラックにブルーの組み合わせは非常に気に入っています。前車のホワイトは好きだったんですけど、差し色のオレンジがいまいち好きになれなかったんですよね。やっぱりデザインが気に入ってるかどうかは大きいんですよね。

買い換えて良くなかったこと→なし!

と言いたいところなんですが、強いて言えばワイヤー内装式はやめてほしかったですね。今の主流だし、見た目にはいいのですが、やっぱりワイヤー交換がめんどくさいのが気になります。めんどくさいの大嫌いなんで、古くさくても外装式の方が好きです(笑)。

次回予告

これまで公開してなかったんですが、実は現車を買ったときにいろいろゴタゴタがありまして、本当は違うのに乗ってたはずなんだよって話を今だからします。これもネタ稼ぎ。乞うご期待!(笑)

片雲の風に誘われて