有田市の秘境・宮崎ノ鼻

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ハイキング

和歌山にはたびたび行ってますが、なぜか和歌山市から有田市にかけてのエリアってほとんど行ったことがなく未知なんですよね。有田市の西の端に宮崎ノ鼻という岬があることを知ったので、そこへ行ってみたいと思いました。ここへ行くには車では行けず、歩いてしか到達できません。それだけで秘境感があります。一周5キロ程度の軽いハイキングコースなので旅の初日にちょっと訪ねてみました。

GPSログはこちら↓


箕島漁協直営の海鮮市場「浜のうたせ」に停めさせてもらって時計回りに周回します。


まず県道171号線の坂を登って矢櫃を目指します。


ここが矢櫃に出る手前の峠です。


矢櫃の集落に入りました。どことなくイタリアかどっかの異国的な雰囲気がありますね。行ったことないですけど(笑)。


集落を抜けるとここからハイキングコースのスタートです。要所要所に道標が立っているので迷うことはありません。


次第に森の中へ入っていきます。暖地性の植物が生い茂り、南国情緒が漂います。


「絶景スポット」という看板があったので立ち寄ってみます。なるほど絶景ですが、下は断崖絶壁になっていてかなり怖いです。柵から出なければどうってことないですが。


絶景スポットから南方面を見ると、白崎のあたりが見えますね。


もうちょっと坂を登ると狼煙場という場所に着きました。江戸時代に異国船を監視するために設置されたそうです。特に何もありません。


狼煙場から急坂を下っていくと、宮崎ノ鼻の先端が見えました。


そして下りきったところが船越という場所。いったん海岸近くまで下ろされます。向こうに見えるのは沖ノ島というみたいですね。


さてこれから宮崎ノ鼻へ向かうにはまた山を登らなければなりません。なぜかここから先は道標が全くありませんでした。


途中で箕島漁港がちらっと見えました。


80mまで登って階段を下ると宮崎ノ鼻灯台に着きました。これより先に道はありません。灯台の建っている場所があまりに狭いため、全容を収めるのは不可能ですね。


灯台から見える景色。これが本当の岬の先端ですね。


とりあえず船越まで同じ道を引き返します。このあたり道が斜めになっている場所がかなり続き、ずり落ちそうで非常に歩きづらいです。


やっと船越まで戻ってきました。行きは気付きませんでしたが、南側を見ると荒々しい岩礁になってました。


船越からの帰路は女の浦海岸を通るルートで行きます。こちらはほとんど上りもなく楽チンです。


道中には可憐なスミレが咲いていました。この後、あっという間に女の浦の集落に出て、マツゲン球場を経て浜のうたせまで戻りました。

途中、一人だけすれ違いましたけど、まあ滅多に人も行かないような場所でしょうね。とても有田市内にあるとは思えない秘境感がたっぷりでした。

片雲の風に誘われて