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ルートラボの代替としてstravaを使ってみよう

投稿日:2019 年 7 月 6 日 更新日:

先日、ルートラボをはじめとするLatLongLabが2020年3月末をもってサービス終了することが突然発表されました。ルートラボといえばこれまでGPSログ共有やコース作成によく利用されており、自分もお世話になりました。特によく使うのはルートラボ上でのコース作成機能で、地図上をマウスでクリックしていくと自動的にルートが作成され、距離や獲得標高などがわかるというものです。実はユーザーのほとんどがサイクリストだったと言われており(笑)、このサービスが終了することによってサイクリングのコース作成ができないと嘆き悲しむユーザーも多いようです。

しかし同様のサービスはいくらでもあるわけで、今後は代替案を探さなければなりません。そこで僕がおすすめするのはstravaの活用です。stravaといえばローディーやランナーの間では標準的なプラットフォームになっており、すでに使っている方も多いと思いますが、「Myルート」と呼ばれるルート作成機能があるのは意外と知らない方が多いんじゃないでしょうか? 僕は昔から知ってましたが、ルートラボに比べていまいち使いにくいなという印象を持っていました。しかし久しぶりに使ってみるとものすごく進化していて使いやすくなっており、これは完全にルートラボを越えたと言えます。これではルートラボ終了もやむなしかなという気がします。

それではstravaのどこがスゴイのか、具体例を挙げて使い方を説明してみましょう。

stravaにおけるルート作成の手順

まず最初に、stravaを利用するためにはアカウントを作成しなければなりません。これはどんなサービスでもお約束ですので仕方がありません。facebookアカウントがあればそれを使ってログインすることもできますので割と簡単です。ここではとりあえずアカウントの作成が完了していてログインしているものとします。

ログインした画面は「ダッシュボード」と呼ばれますが、画面左上のプルダウンメニューで「ダッシュボード」にマウスを乗せると次のようなサブメニューが現れます。


ここで「Myルート」をクリックします。


次の画面では「新しいルートを作成」ボタンをクリックします。


すると上のような「ルートビルダー」画面になって、ルート作成が可能な状態になります(クリックで拡大)。これの使い方はルートラボとほぼ同じで、まず出発点をクリックし、通過点を次々とクリックしていくことによって自動的にルートが選択され、延長されていきます。もし間違えたときは上部パネルにある「元に戻す」をクリックすると1ステップ戻せます。これもルートラボと同じですね。ルートラボよりも優れているのは、いったん引いてしまったルートでもドラッグすることにより経路を変更することができます。これはGoogleマップとよく似ていますね。


次に上部パネルにある謎のスイッチについて説明しましょう。最初これは何の意味なのかわからなかったのですが、実は凄く賢い機能なんです。デフォルトで「人気度」がオンになっていますが、これは「よく利用されているルートを優先する」という意味です。しかも自動車ではなくサイクリストですから、サイクリストが好みそうなルートが自動的に選ばれるということなんですね。凄いじゃないですか。こんなことが可能なのは、すでにユーザーから投稿された膨大なGPSログデータがあるからですね。

そしてもう一つ、全く意味がわからない「経度上昇」スイッチですが、実はこれはとんでもない間違いで本来は「平坦優先」の意味です。つまりこのスイッチをオンにすると、できるだけ獲得標高の小さいルートを自動的に選んでくれます。何て素晴らしいんだ! しかも「人気度」と同時にオンにすることもでき、その場合は「できるだけ獲得標高が小さく、かつサイクリストがよく使っているルート」が自動的に選ばれることになります。素晴らしすぎて感動した!(笑)

ちなみに「人気度」と「経度上昇」を両方ともオフにすると、単純に最短距離が選ばれますが、これは自転車が通れるかどうかを無視していますのでおすすめしません。とんでもない山道を案内されます(笑)。あと「マニュアルモード」をオンにすると、道路を無視して直線で結ぶモードとなります。

これだけでもルートラボを完全に超えていることが理解できるでしょう。


歯車のアイコンにマウスを乗せると地図表示オプションが表示されます。ここで「グローバルヒートマップ」について説明しましょう。これはデフォルトではオフになっていますが、オンにするとユーザーがよく使っているルートがあらかじめ地図上にピンク色で表示されます。上のルートビルダーの画面でピンク色で表示されているのがそうです。これを見れば、どの道が人気あるのかあらかじめわかることになり、ルート作成の参考になりますね。もちろん誰も通らない道をあえて選択するのもサイクリングの醍醐味だと思いますが、できるだけよく使われている無難なコースを選ぶという意味では初心者にはありがたい機能だと思います。

ルート作成が完了すれば、右上の「保存」ボタンをクリックし、適当な名前を付けて保存します。ルートラボでは保存しなくてもとりあえず距離や獲得標高を確認することはできましたが、stravaの場合はいちいち保存しないと詳細を確認できないのがちょっと面倒なところではあります。


保存したルートを開くと上のような詳細データが確認できます(クリックで拡大)。保存したルートはGPXで出力することもできますので、あらかじめGPSデバイスに転送してルートナビとして利用することも可能です。

便利な使い方

ルートラボでは自分の通りたい道に合わせてチマチマと引いていくしかなかったのですが、あれは割と幹線道路を優先する仕様なので、裏道を通ろうと思っても強制的に回り道させられてイライラすることもありましたね。その点stravaは割と素直なので、裏道でも細かく引いていけば自分の思い通りのルートを作成することが可能です。

またルートラボと同じように自分の思い通りにチマチマと引いていってもいいのですが、出発地と目的地だけ指定してもサイクリストに人気のあるルートを自動的に選んでくれるため、そんなにメチャクチャなルートにはなりません。それがサイクリストのおすすめルートになっているわけですから、知らない道を発見することにもつながりますね。それを元にして修正し、自分のオリジナルなルートにしていくのが一番便利な使い方ではないかと思います。

ベース地図はオープンストリートマップ

気付いた人もいるかと思いますが、ベースとなっている地図はオープンストリートマップが利用されています。最近はGoogleマップが有料化されたこともあり、こういう形態が広まっていますね。OSMの特徴として更新の頻度が高いので常に鮮度が保たれていますが、その反面、誰もが勝手に編集できるため間違いやエラーがあることもあります。たとえば本来は交差すべき道がつながっていなくて、通行不能と判定されてしまうようなケースです。無料のサービスですからそういう可能性があることは念頭に置いておかなければなりません。もし間違いに気付いたら自分で編集に参加し、直しておくことをおすすめします。ただstravaのデータに反映されるまでには数ヶ月かかるようです。

GPSログ共有はどうする?

ルートラボのもう一つの機能として、実際に走ったルートをアップロードして共有するという使い方がありました。これもサイクリストにはよく利用されていて、ブログに貼り付けている人も多いかと思いますが、サービス終了とともに既存のマップは全て消えてしまうことになります。そこで後継を探さなければなりません。

当然、ログ共有にもstravaを使うというのは一つの方法ですし、最近はルートラボよりstravaの方がよく使われている気もします。ただstravaの最大の問題として、閲覧者側もログインしないと見られないということなんです。一応、ログインしなくても概略図は表示されますが、詳細を見るにはログインしなければなりません。誰もがstravaアカウントを持っているわけではないので、誰がわざわざアカウントを作成して見てくれるでしょうか? 基本的にログインを要求するサービスはWebで使うべきでないと思うのですね・・

そこでここからが本題です(笑)。手前味噌になりますが、ルートラボの代替として「轍 ONLINE」を使ってみることを提案します。投稿するにはアカウントが必要ですが、閲覧するだけならログインは一切不要なのでWebに向いています。

・ルートラボと違って写真を貼れます!
・国土地理院の地形図が利用できます!
・複数ルートを一度に表示できます!

ブログに貼り付けたイメージはこんな感じ。もちろんグリグリ動かせます。

ブログに貼り付ける以外、単独ページとしても表示でき、SNSでの共有も簡単です。ブラウザではなくWindowsの専用ソフトからアップロードしますのでスマホからは利用できませんが、ログをPCで管理している人なら一番便利な方法だと思います。

このサービスは2013年に立ち上げたのですが、鳴かず飛ばずでアクセスは減少の一途をたどっています。まあライバルの乱立とスマホの影響で利用者は減るばかりなのですが、ルートラボの終了でもしかしたら流れが来るのではないか?とかすかな期待を抱いています(笑)。このままじゃうちも閉鎖に追い込まれそうなので、何とかこの機に乗じて挽回を図りたいものです。

まああんまり殺到されてもうちのサーバーがパンクしてしまいそうですが(笑)、万が一ブレイクするようなことがあればサーバー増強も検討します。

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