2005.4.22 八重山ツアー2005(3日目)~バンナ岳~

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自転車

実走日:2005年4月22日(金)
コース:石垣港~桃林寺~鍾乳洞前~バンナ公園入口~バンナ岳(往復)

 昨日石垣島一周したので今日は特に予定なし。疲労が残っているのであまり自転車には乗りたくない。今日の天気も朝からどんよりと曇り、スッキリしない。離島に行くという手もあるが、また自転車をバラしたりするのが面倒なので、手近なところでバンナ岳展望台へ行ってみることにする。バンナ岳は石垣市街のすぐ裏手にある標高230mの山で、山頂にアンテナ塔がある。晴れていれば石垣市街から八重山の島々まで見渡せるとのことである。

 今日も八洲旅館を9時前に出発し、とりあえず桃林寺の方へ向かう。桃林寺は八重山に現存する最古の寺で、仏教が一般的ではなかった沖縄には一つも寺がなかったことから薩摩藩の進言により建てられたものと言われる。様式は一般的な寺院であるが、赤瓦の屋根と朱塗りの壁が琉球らしい雰囲気を醸し出している。そこから右に折れて県道石垣浅田線に入り、ゆるい坂道を上っていく。海側は晴れ間もあるのに、山に近づくにつれて雲が多くなってくる。バンナ岳の頂上さえ霞んでよく見えない。広い通りを三つほど渡ると左手に石垣島鍾乳洞の入口がある。行った人の話によると、内部はとても長いらしい。しかしいかにもレジャーランド的雰囲気に興醒めしてパス。そのままもう少し坂を上っていくとバンナ公園入口の標識があって右折する。

 ここからはつづら折れの激坂をあと130mほど上らなければならない。とりあえず4つめのヘアピンまでは何とか乗って上ったが、その後は直線的な激坂になりダウン、あえなく押し上げとなる。息を切らしながら押し上げ、何とか頂上の展望台にたどり着くと、青いシートが張られて工事している様子。一応展望台には入れたが、重機の音がやかましく、完全に興醒めである。

バンナ岳展望台

 肝心の展望は空気の透明度が悪く、竹富島はおろか、石垣港さえよく見えない。これでは苦労して上ってきた意味がほとんどない。無料の双眼鏡が備え付けられているが、覗いてみても近くしか見えないので面白くない。

バンナ岳展望台より石垣市街

 北側を見ると山の稜線をバンナスカイラインがうねうねと走っているのが見える。天気が良ければ走ってみればいいのだが、いったん下ってまた上り返すのが大変だ。この天気では行く気も起こらなかった。しかし東屋の下では風が気持ちいいので1時間近くのんびりしてしまう。ここは見通しが良いのでH”も通じることからメールのやりとりなどしながら過ごす。

バンナスカイライン

 11時過ぎに下山を始め、同じ道を引き返す。下りはあっという間だ。石垣港まで戻り、730交差点のA&Wで昼食にする。A&Wは沖縄ローカルのファーストフード店で、ルートビアという得体の知れない飲み物が売り物だが、これがかなりエグイという噂を聞いてこれまで飲んだことがなかった。しかし一度は味わってみなければと思い、初めてルートビアに挑戦。見た目はコーラに似ているが、独特の薬のような匂いがする。「サロンパス風味」という表現が言い得て妙だと納得する。でもそんなに不味いものでもなく、結構くせになるかも?

 昼食後は八重山マルチメディアセンターへ行ってインターネット三昧。2時間近くいて、その後石垣市図書館で過ごそうと思ったのだが、運悪く休館日ではないか。行くところがなくなってしまったので県立図書館八重山分館の方へ行ってみる。こちらは一応開いていた。しかし市立図書館の立派さに比べて何と質素なことか。蔵書も少なく、あまり読みたいものもない。何となく今日はついてないな。昼から晴れてきたので、こんなことなら小浜島でも行ってくればよかったか・・。まあ今日は休養日なのであんまり動きたくはない。たまにはこんな日もいいだろう。何となく中途半端に一日が過ぎて16時半ごろ八洲旅館に帰った。

片雲の風に誘われて