小淵沢から清里周回ライド

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ライド記録自転車

信州遠征4日目は移動日&休養日としまして、5日目は再び八ヶ岳に戻ってきました。この辺にいると帰るのが楽なんですよね。

ただこれは想定外で事前に何もコースを作っていませんでした。蓼科周辺はこの前走ったばかりだし、南八ヶ岳方面がいいなと思いました。あまり遠くまで行ってしまうと帰るのがまた大変なので、小淵沢付近で考えると八ヶ岳高原ライン経由で清里まで行くのが面白いかなと思い浮かびました。

実はこのコースは12年前の2011年に一度走っているのですが、その時は清里まで行ってなくて途中の甲斐大泉で折り返しました。しかも天気がいまいちだったため、あまりパッとしなかったんですよね。そこでリベンジの意味も込めてもう一度走ってみることにしました。幸い天気は良くなる予報なので展望も楽しめそうです。

ちなみに小淵沢も清里も山梨県北杜市なので、このコースは完全に山梨県内にあります。清里って長野だと思ってる人が多いですが、違いますよ(笑)。野辺山は長野なのでややこしいんですけどね。

GPSログはこちら↓


前夜から道の駅こぶちさわ(こっちは濁らないのか)で車中泊しまして、朝早く出ようと思っていたのですが、予想外に曇っていて霧雨のようなものも降ってました。間違いなく天気は回復傾向なのですが、いっこうに晴れてこないので午前8時まで待って見切り発車しました。まあそのうち晴れてくるでしょう。


道の駅の標高が990mで、1200m付近まで八ヶ岳高原ラインをほぼ一直線に登っていきます。山の麓にはよくあるパターンですね。昔走ったので覚えてますが、勾配は8%程度で一定しており、ペースをつかめればそんなにしんどくはないのです。結構あっという間に標高が上がる感じです。


標高1200mまで登るとだいぶ勾配は緩やかになってきます。進行方向が東に変わり、甲斐小泉方面との分岐点まで来ると道はいったん水平になります。ここで標高1271mです。実際にはもう少し登るのですが、登ってるかわからないくらいの登りなので感覚的には平坦です。


標高1330mの標識があるところ。やっと晴れてきたな。このあたりは山腹に沿って尾根と谷を何度も渡っていきます。そのため道がぐねぐねとカーブしています。この標識の先でかなり長い片側交互通行区間があり、信号と同時に車の後ろについて走るのが大変でした。ゆるい上り坂になっているため、思いっきり心拍上がったやんけ。💦


そしてここが12年前に引き返した天女山入口の交差点です。標高1370m。ここを右折して下っていくと甲斐大泉駅に出られます。今回はもちろん直進して清里を目指します。しかしここからあと100mほど登らなければなりません。


100m登りますが、思ったほどきつくはなかったですね。最初の見どころ、山梨県立まきば公園に着きました。


その名の通り、広大な牧場があります。


だいぶ晴れてきて、八ヶ岳の主峰・赤岳が姿を現しました。これが見えないと来た値打ちがないんだよな。


本当の最高地点はまきば公園を通り過ぎたところの大駐車場付近のようです。標高1480m。ここからは赤岳と権現岳が同時に見えます。


そこから少し下って川俣川を渡る東沢大橋です。ここは紅葉が有名でよく観光ポスターに登場する場所です。


東沢大橋の展望台から見る権現岳(左)と赤岳(右)。


ここが美ヶ森交差点です。ここを右折しても清里駅へ行けますが、せっかくなので八ヶ岳高原ラインを終点まで行ってR141で戻ってきます。


八ヶ岳高原ラインの最後は結構下りました。突き当たりを右折してR141を少し走り、また右に入るとやっと目的地の清里駅まで来ました。


小海線ってあまり本数がないんですが、偶然にも両方向から気動車が来ました。これに乗ってみたいなぁ。輪行すればええんやん(笑)。


駅前にはC56型蒸気機関車が展示されています。


かつてはミニ原宿と言われるくらい若者たちで賑わった駅前通りですが、今はほとんど人通りもなく閑散としています。シャッターが閉まってまるで廃墟みたいになっております。酷い寂れようですな。まさに諸行無常の響きあり。


清里駅からは川俣林道と呼ばれる道に入ります。ここを通ると登り返すことなく甲斐大泉へ出られるお得な道なのです。ただ事前に北杜市のホームページで通行止めを知っていたので、残念ながらこの道は使えません。


情報通り、通行止めの看板が出てきました。これは想定内。仕方ないのでここから県道28号に乗り換えます。この道はいわゆる高規格道路で車がスピードを出して走っています。しかも大型トラックが結構多く、気を遣います。ずっと縦溝が入っていて走りにくい感じでしたが、とにかく八ヶ岳高原大橋まで慎重に走って行きます。


八ヶ岳高原大橋の展望台まで来ました。近くにいた方が撮ってくれました。


八ヶ岳高原大橋には片側だけですが幅広の歩道が用意されていて助かります。橋の上から写真を撮れるのは自転車の特権ですな。この橋はめちゃくちゃ高いです。確か「こころ旅」で火野正平さんがビビってたと思いますが(笑)、高所恐怖症にはキツい場所です。


ここまで下りてくるとまた登り返さなければならないのですが、橋を渡ってすぐの進入路を折り返して立体交差する道路へ登っていきます。そこの陸橋の上から凄い風景が飛び込んできました。通行止めでやむを得ず迂回した道ですが、そのおかげで思わぬ拾い物をしました。普通に走っていたらこの場所は気づきません。


本来の道に復帰するにはあと50mほど登り返さなければなりません。途中までは良かったのですが、最後の方で予期しないグラベル道になってしまいました。こんなん聞いてないぞ(笑)。ところどころ押したりしながら強引に突破。やっと甲斐大泉に出てきました。

甲斐大泉からはほぼ小海線に沿って走る泉ラインと呼ばれる道を走ります。緩やかに下り基調ですが、次の甲斐小泉駅までずいぶん距離があったように思います。


甲斐小泉駅は場所がちょっとわかりにくくて、平山郁夫美術館の横から道をまたぐ形で坂を登ったところにあります。ここは12年前も立ち寄ったので覚えてるな。


この後も概ね小海線に沿って走りますが、少し行ったり来たりでややこしいです。そして最後は道の駅まで緩い上り坂。大した坂ではないのに脚が売り切れてきてしんどかった(笑)。午後12時25分に道の駅に到着しました。

やっぱりこのコースは清里まで行かないと意味がないですね。多くの見どころが甲斐大泉~清里の間に集中していますので。前回は実に無駄なことをしていました。これにて5日間におよぶ信州遠征は終了しました。地元では暑すぎて走れませんからね、いい練習にはなったのではないでしょうか?(笑)

片雲の風に誘われて