グラベルロードをお迎えした件

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グラベルロード自転車

うちには自転車を所有して良いのは2台までという厳しい自主規制がございます。現在持っているのはロードバイク1台とミニベロ1台。つまりもう枠は使い切っているわけです。これ以上買いたければいずれかを手放すことが条件となります。しかしどちらも使っているから手放せない。

かつては自転車を3台保有していた時期もありました。ただ3台持っていると必ず乗らないのが出てきてしまうのです。身体は一つしかないわけですから、そんなに何台も持っていても平等に乗れるわけがないんですね。だいたいどれか気に入った1台しか乗らなくなるものです。そういうことがわかっていたから、乗らなくなったMTBを売ったり折り畳み車を売ったりしました。

それで2台ルールが定められたわけで、2016年に3台あったうちの1台を手放して以降、実に7年間にわたって厳格に守られてきました。中には1台しかない時期もわずかながら存在しました。自転車が少ないと家の中がスッキリして実に気持ちのよいものです(笑)。しかしここへ来て突然グラベルロード欲しい病が勃発し、どうにも我慢ならなくなってきたのです(爆)。

それまで自転車を買うなんて全く考えたこともなく、今どきの自転車事情なんて全く知らなかったのですが、一度調べてしまったのが運の尽き。こういうのは一度調べ始めると止まらなくなって気になって仕方がないんですよね(笑)。メーカーサイトを何度も行き来しながら、買うならこれがいいなとか妄想を始めると、もう買うしかないモードに突入していきます。買わないという選択肢は初めから除外されるのです(笑)。

ということで、長年続いた2台体制に終止符を打って3台目をお迎えすることになったのです。そこへ至るまでの経緯について書いてみます。

きっかけは4年前にあった

そもそもグラベルロードが欲しくなったのは今に始まったことではなく、すでに4年前にその伏線がありました。いったんロードバイクを手放してロードバイクなしの状態から再購入に至った時の記事が下にあります。

ロードバイク再購入への道(その1)
世間では増税前の駆け込み需要とやらで騒がしい。何か買わなければいけないような気になってきた。そうだ、自転車を買おう!(爆) というのは言い訳でございますが(笑)、7月にロードバイクを売却して以来、ロードバイクがない状況が2ヶ月続いておりま...

この記事の中でもグラベルロードについて言及しています。どうせ買うなら普通のロードバイクよりグラベルロードにした方がマルチに使えて良いじゃないか?と考えたわけです。まあ初心者が陥りやすい思考パターンですね(笑)。台数は増やしたくないので1台で済ませられるならそれに越したことはないのです。実際、この時はレネゲードを買うか真剣に悩んでました(笑)。

しかし1台でオンロードもオフロードも行けるというと聞こえはいいですが、裏を返せば中途半端ということでもあります。舗装路ではロードバイクに勝てないし、未舗装路ではMTBほどの走破性は望めません。どっちもそこそこは走れるけれども、突き詰めていけば結局物足りなくなってくることが明らかでした。

そこで結局は普通のロードバイクを選んだのです。グラベルロードを諦めた理由はその重さにありました。グラベルロードは頑丈に作られているため普通のロードバイクに比べてかなり重く、カーボンフレームの高級車でない限り、最低でも10kg台後半からになります。重いのだと平気で12kg以上あったりします。そんな重い車体を自分のような貧脚が走らせられるわけがないと考えたのです。それで泣く泣くグラベルロードを諦めるという決断に至りました。

今になって思うとこの選択は間違いではなかったと思っています。やはりロードバイクを1台も持っていない状態では最初にロードバイクを買うのが正しいのです。間違ってグラベルロードを買ってしまった人は遅さが嫌になってたいがいロードバイクを買い直します(笑)。グラベルロードはすでにロードバイクを持っていて2台目としてはいいですが、最初の1台としてはおすすめできません。

捨てきれないグラベルロードへの憧れ

そういう経緯で一度は諦めたグラベルロードですが、完全に吹っ切れたわけではないのです。それからもずっと水面下ではグラベルロードへの未練がくすぶっていました。折りを見てはそれが息を吹き返します。

たとえば山奥の林道などを走っている時がそうです。未舗装路は走らないにせよ、田舎の県道とか行くとアスファルトが剥がれていたり、木の枝がいっぱい積もってたりして実質的にグラベルみたいなところはいくらでもあります。僕みたいに秘境めぐりが趣味だとそんな状況には日常的に遭遇します。そんな時ロードバイクで走るのはものすごく神経を使うので、グラベルロードがあったらなぁと羨ましく思うのです。

また僕のTwitterアカウントはなぜかグラベル率が非常に高いのです。類は友を呼ぶと言うのでしょうか(笑)、黙ってても自動的にグラベル情報が集まってきます。時折タイムラインに流れてくるグラベルライドの写真を眺めては、こんなところが走れたら楽しいだろうなぁと溜息をついてしまいます。でもグラベルロードを持ってないと指をくわえて眺めてるしかないんですよね。

そもそも舗装路は行き尽くしてしまってサイクリングも閉塞感を感じていたところなんですよね。たとえ長野まで行っても舗装路では行ったところばっかりで新鮮味がないんですよ。それが未舗装路まで行動範囲を広げると無限にフィールドが広がって、また新しい世界が開ける気がしました。そう思うとグラベルロードは決して無駄な投資ではないなぁと思えてきました。

MTBの二の舞にならないか?

その一方で、買うまでには様々な葛藤がありました。その中でも最たるものは、結局乗らなくなるのではないか?という懸念です。実はオフロードは初めてではなく、過去にMTBを所有していた時期がありました。その頃はダート林道を走ったり、トレイルに入ったりして遊んでいました。ただこういう遊びって一通りやると飽きてしまったんです。

ガレガレの林道なんて激坂ばっかりでしんどいだけだし、トレイルは乗って走れるところはごくわずかで、ほとんど押したり担いだりばっかりなんですよね。実質ハイキングと変わりません。だったら歩いて行けばいいじゃないかと思いました(笑)。

ですからそういう遊びはもう卒業したと思っているんです。そもそもMTBで走って楽しいところは日本にはほとんどなく、結局舗装路しか走らなくなるわけですよ。でも舗装路を走るにはMTBは圧倒的に重い。それで最終的には街乗り用として使っていましたが、折り畳み車を買ったのと入れ替わりに売ってしまいました。

グラベルロードも性格的にはMTBとよく似ています。やはり日本では走れる場所がほとんどない。だから結局乗らなくなってMTBの二の舞になることが懸念されます。過去にMTBを手放した前科があるので、このことは身に染みてわかっています。

別にグラベルを走らなくたっていい

グラベルロードはもともとアメリカ発祥で、時には何百キロも続くような未舗装路をキャンプしながら走破するための自転車として開発されました。でも日本では数十キロも続く未舗装路さえまずないわけで、グラベルロードらしい使い方ができるフィールドというのはほとんど存在しません。日本によくあるトレイルは逆にグラベルロードでは役不足で、MTBの方が走破性に優れています。

つまりグラベルロード本来の使い方をしようと思っても日本ではまず無理だということです。北海道あたり行けばあるかもしれませんが、そんなところまでわざわざ出かけていくのは現実的ではありません。

でもグラベルロードだからと言って必ずしもグラベルを走らなければいけないわけじゃないんですよ。田舎に行けば必ず出くわすガタガタの舗装路、落ち葉や枯れ枝だらけの道、実質グラベルと言っていいような道は至るところにあります。そういう道をロードバイクより快適で安全に走れることができればグラベルロードの意味はあるんです。むしろ日本ではそういう道こそグラベルロードの主戦場と言えるでしょう。

また舗装されているかどうか行ってみないとわからないこともよくあります。これだけ情報が発達した現在でも、山奥になるとGoogleストリートビューも入って来なくて、実際に現地に行くまでわからないのです。そんな時ロードバイクで進入するのは憚られますが、グラベルロードなら臆することなく突っ込んで行けます。

それにグラベルロードにはダボ穴が多数用意されていて、キャリアを装着したりして荷物をたくさん積むのに適しています。いわば現代版ランドナーとも言えます。たとえ舗装路しか走らないとしても、ツーリング車としての使い方なら十分機能は果たせるのです。

よく言われるように、日本では走る場所がないからグラベルロードを買っても結局乗らなくなるというのはある意味正しくもあり、ある意味間違いでもあるのです。

遅くたっていいじゃないか

グラベルロードのネガティブ面としてよく言われるのが、ロードバイクより重いから速く走れないという意見。確かに8kg台が普通のロードバイクから比べれば2~3kgは重く、さらに太いタイヤが付いているので遅いのは当たり前です。それだから買ったら必ず後悔すると言われるのです。

でも速く走ることだけが正義でしょうか? 景色も見ず、写真も撮らず、どこにも寄らずに下ばっかり見て走って、タイムが何秒縮まっただの喜んでも、僕はちっとも楽しくないですね。自転車をスポーツの道具ではなくエンターテインメントの道具として捉えれば、必然的に遅くなるのです。ロードバイクだと速く走らなければいけないような気になりますが、グラベルロードはもともと遅いのでゆっくり走っても全く気にならないのです。

それに荷物をいっぱい積んだら必然的に重くなるので、自転車自体が重くても大した問題ではありません。1kgや2kgなんて誤差の範囲ですよ(笑)。

グラベルロードはロードバイクのように気負わず、ラフな格好でも気にならず、気楽にゆっくり走るための自転車ですよ。そんな自転車が1台くらいあってもいいじゃないですか?

ロードバイクに近い車体が良い

僕が想定する使い方としては、積極的にグラベルを走りたいわけじゃないんです。だいたい未舗装路って平坦でも走行抵抗が大きくしんどいのに、上り坂になるとめちゃくちゃしんどくなります。貧脚が行くところではありません。だから正直言って僕は未舗装路が嫌いです。よくダート林道が舗装されたらガッカリする人が多いですが、僕は逆に喜びます(笑)。舗装路大好き人間なのです。かつてMTBを手放したのもそういう理由でしょうね。

日本では道路の舗装率が非常に高いですから、わざわざグラベルを探して行くようなことはしません。ただどうしても避けられない場合もあるのです。そこしか道がないとか、知らずに突っ込んだら未舗装路だったというケースです。こういう時、ロードバイクだと引き返すか押して歩くしかないのですが、グラベルロードだと走破できる可能性が高まります。

MTBに乗っていた時も思ったのですが、未舗装路ってほとんどないんですよね。あってもせいぜい数キロくらい。あとはすべて舗装路です。でもその数キロのために舗装路を我慢するのは非常に効率が悪いですね。MTBの最大の弱点は重くて舗装路に弱いことです。

でもグラベルロードならそこまでタイヤは太くないし、MTBに比べれば軽量です。舗装路もある程度快適に走れることが約束されています。別に舗装路が99パーセント、グラベルが1パーセントだっていいんですよ。あくまでもメインは舗装路です。そう考えると、グラベルロードを買うなら未舗装路に特化したものより、できるだけ軽量でロードバイクに近い車体が望ましいと思いました。

車種選びはコスパと軽量さ優先で

最近は自転車の値上がりが酷くて、エントリークラスでも20万近くになってますよね。もはや新車なんか買えそうもないと思っていました。まあ中古で適当なフレームを手に入れて適当なパーツで組み上げるという手もあるのですが、グラベルロードは全く初めてなので手持ちのパーツが何もないんですよね。全てを新たに揃えるなら結局新車を買うのと変わらないくらいコストがかかります。

ところが探せば意外と安いのはあるのです。もちろん2024年型の最新モデルは高いですが、去年のモデルあたりになるとかなり値下げしていて10万円台前半で買えるものも見つかります。型落ちと言ってもカラーが変わったくらいですから、気に入ったのがあればこういうのが絶対狙い目ですね。

そしてグラベルロードの最大の弱点は重さです。カーボンフレームになると9kg台もありますが、そんな高いものは買えるわけがありません。コスト的にはアルミかクロモリになりますが、それだと11kg以上は確実ですね。クロモリになると12kg前後が標準になるのでちょっとあり得ないなと思いました。そうするとやっぱりアルミが有力で、11kg台前半までがギリギリ許せるラインと設定しました。

機械式ディスクが絶対条件

グラベルロードはディスクブレーキ装備が特徴ですが、少し高いグレードになると必ず油圧式ディスクが付いてきます。だいたいTiagraかGRX以上のグレードはほぼ油圧式ですね。ただ僕はこの油圧式というのが絶対許せないのです。油圧式は引きが軽くて制動力が高いのがメリットとされてますが、デメリットとしてメンテが大変なんですよ。エア抜きとかオイル交換とかいちいちやってられません。家の中でオイルをぶちまけたら目も当てられないし、こういうのは自分でやらない方がいいです。そうするとショップが近くにある環境でないと難しいですね。

その点、機械式ディスクなら従来のリムブレーキと同じ原理なので、メンテはワイヤー交換だけで済みます。油圧式のようにホイールを外した状態でブレーキレバーを握ってはいけないということもありません。余計な神経を使わなくて済むのが何よりもメリットなのです。

最初から油圧式が付いた車種を買ってしまうと機械式に換装する必要があります。しかしSTIレバーまで交換しなければならないのですごくお金がかかります。ですから油圧式は全力で拒否しました。機械式にこだわるとSORA以下のグレードに限定されます。つまり自動的に10万円台前半くらいがターゲットになってくるのです。

クイックリリースかスルーアクスルか?

最近のディスクロードはホイールの固定方式がスルーアクスルなのが標準になっています。グラベルロードもほぼそうですが、安価なモデルを中心として未だにクイックリリースも残っています。クイックリリースは過去の規格であるため互換性がなく、後からホイール交換をしようと思ったときに苦労することになります。まあ今でもないことはないですが、選択肢はかなり少なくなります。

ただ実用性を考えると圧倒的にクイックリリースが有利なのです。特に輪行や車載をする場合にスルーアクスルはめんどくさいことになります。既存の車載キャリアやエンド金具は使えなくなるため、新たに買い直さなければなりません。作業性もクイックリリースに比べて劣ります。スタンドもそうですけどね、既存のものが全て使えなくなるので全部買い換えなければなりません。これは結構な出費です。

スルーアクスルの将来性をとるか、クイックリリースの利便性をとるか、これは大いに悩みどころです。

候補に挙がった車種

実は最初からグラベルロード買うならこれだなと思っていたのはあるのですが、念のため気になる車種を全部比較検討してみました。候補に挙がった車種は以下の通りです。ここでは値引き後で10万円台前半以下を条件とします。もちろん全て機械式ディスクです。

  • NESTO GAVEL(2023)
  • KhodaaBloom KESIKI Touring(2023)
  • ARAYA MuddyFox Touring(2024)
  • FUJI JARI 1.7(2023)
  • FUJI Feather CX+(2023)
  • JAMIS RENEGADE S4(2023)
  • MASI Catalina APEX(2023)
  • MARIN NICASIO(2023)

この中でKESIKI Touringだけがちょっと異質です。650Bというタイヤサイズで7万円切りという驚異の安さなので、一時はかなりこれに傾いていたのですが、ジオメトリーがもともとフラットハンドル向きなのを無理やりドロップハンドルにした感じでトップチューブが異様に長いんですよね。これはちょっと自分の体格に合わないなと思って外しました。

クロモリの車種は重量がどれも12kg近くあるので却下しました。NICASIOは見た目かっこいいんですけど、重量が13.3kgもあってさすがに無理と思いました(笑)。Feather CX+は細身のホリゾンタルでかっこいいんですけどね、スペックから見てちょっとコスパが悪いのでやっぱり却下(笑)。

最後に残ったのはGAVELとMuddyFox Touringという国産同士の対決となりました。MuddyFox Touringは2024年から登場したモデルで、パーツ的に理想的なスペックなので気になっていたのです。これも実売12万切りでまあまあ安いです。ただフォークがアルミなのと、クイックリリースなのがマイナス点となって最終的に除外されました。かなり後ろ髪引かれましたけどね(笑)。

結局最後はNESTO GAVELに決まりました。というか、もともと買うならこれしかないと思ってたんですけどね(笑)。コスパでこれに勝るものはありません。重量は11kgとこのクラスでは最も軽く、何と実売11万ですよ。このご時世にこの値段でグラベルロードが買えるなんて奇跡ですね。この値段で前後スルーアクスル、カーボンフォーク、SORA搭載というのは他にあり得ないのです。スルーアクスルにするといろいろ経費がかかりますが、それは値段が安い分で帳消しということでいいでしょう(笑)。

サイズはどうするか?

僕は身長が167cmくらいなんですが、メーカーの推奨では真ん中の500サイズが身長165~175cmとなっています。ただかなり下の方ギリギリなんですよね。よくロードバイクは小さめを買った方が良いと言われます。それは主にハンドルを低くして落差を出したいからなんですが、僕は逆にハンドルを高くしたい方なので小さいサイズは好きではありません。

NESTOもKhodaaBloomと同じホダカ株式会社のブランドなので、実はジオメトリーも似通っています。GAVELのジオメトリーを眺めると、前三角の部分は先代のロードバイクFARNA 700とほぼ同じであることに気付きます。ですからサイズ感もほぼ同じと考えて良いのです。最も重要なトップチューブ長はどちらも535mmで、それでピッタリでしたからこれで問題ないと考えられます。

実は一番大きいのは見た目の問題です。小さいサイズはスローピングがきつくなってカッコ悪いんですよね。それに大きなフレームバッグが付かないという問題もあります。ですから少々見栄を張っても大きめの500サイズを選びました(笑)。

カラーは最後まで迷った

車種とサイズはすんなり決まったのですが、最後まで迷ったのはカラーでした。GAVELには、サンドベージュ、グレーイッシュブルー、ホワイトシルバーという3つのカラーがラインナップされていますが、どれも悪くないんですよね。だから迷います。このうちパッと見にはサンドベージュが赤のアクセントが効いていてカッコ良く見えるんです。ベージュと言っても実際には白に近い色です。ただこの色だけがマット塗装なんですよね。今のロードバイクもそうなんですが、マット塗装は汚れが落ちにくいのが嫌なんです。それでこの色は外しました。

残るはブルーかホワイトかです。第一印象で最初はブルーがいいなと思いましたが、よく見るとホワイトもロゴがシルバーでかっこいい。だんだんホワイトの方がよく思えてきて、直前までホワイトにするつもりだったんです。でもホワイトだけ他の色と違ってグラフィックがないんですよね。ロゴだけというシンプルなデザイン。それがいいという人もいるんでしょうけど、僕にはどうもシンプルすぎるように思えてきました。

僕は自転車のカラーを選ぶときに写真映えを第一に考えます(笑)。グラベルロードなら自然の中に置いたときに映えるか?が基準となります。グラベルロードってなぜか黒とか茶色とか暗い色が多いんですよね。暗い色は自然の中では溶け込んでしまって全く目立たないんです。

GAVELはどれも明るい色なので自然の中で目立つことは確かです。だからかえって迷ってしまいます(笑)。ホワイトかブルーか、何度も頭の中でシミュレーションを繰り返しました。どっちも悪くないので決めがたい。ここで登山ウェアはブルー系が良いと言われているのを思い出しました。ブルーは自然の中にはない色なので目立つということです。つまり遭難したときに発見されやすいという意味ですね。ブルーなら自然の中で最も存在感を主張できそうだと思って、注文前日になってブルーに決定しました。

どこで買うか?

自転車は買った後のメンテナンスが大切なので、なるべく自転車で行ける範囲の店で買うのが良いと言われてますね。ただ僕は何でも自分でメンテしてますので、どこで買うかはあまり問題ではないのです。地元の店で買っても結局行ってませんしね(笑)。

奈良でNESTO製品を扱っているのはサイクルベースあさひがありますが、定価販売になるのでちょっと高い。そこで大阪の超有名自転車店サイクルショップカンザキで買いました。全国でここより安い店はまずないでしょう(笑)。北大阪で何店舗か展開されていて、前回ロードバイクを購入したときは菅原本店で買ったのですが、今回は吹田店で購入しました。YouTubeでの情報発信にも力を入れているので好感が持てます。ここなら吹田ICから近いので、天理からは西名阪と近畿道を使って一番行きやすいのです。下道で行くのは大変ですからね(笑)。

僕が注文した時点では500サイズの全色とも在庫がありました。たぶん店に在庫があったからだろうと思いますが、注文してからわずか3日で完成の連絡がありました。さすが国産車は早い! その数日後、高速を飛ばして取りに行きました。


サイクルショップカンザキ吹田店です。見た目はよくある街の自転車屋ですが、


店内には高級バイクがズラリ。近くにあったら入り浸ってしまいそうだわ(笑)。

ロードバイクは乗っているので今さら説明を聞くまでもないですが、スルーアクスルは初めてだったので一応扱い方を教えてもらいました。基本的には6mmアーレンキーで締めるもので、付属のレバーは緊急用らしいです。車に積んで帰るのに早速前輪を外す必要がありましたが、慣れないと引っかかってうまくはまらなかったですね。はめるのにはちょっとしたコツが要ります。慣れたらどうってことはないでしょうけど、やっぱりクイックリリースの方が簡単でいいですよね、うーむ。


というわけで、今頃買っても寒くて乗れないんですが(笑)、ちょっとだけ暖かくなったのでグラベルっぽい道を慣らし運転してきました。第一印象はブレーキ効かなくて怖い(笑)。レビューはまた後ほどということで。

しかしまあ、3台続けてホダカ車を買ってしまいましたよ(笑)。別にホダカの回し者じゃないですが、品質の高さは間違いないと思います。というか、自分がこれまでに買った自転車は全て国産か台湾製ばかりなんですよね。よっぽど国産フェチらしい(笑)。

片雲の風に誘われて

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