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笠岡諸島・北木島一周サイクリング

投稿日:2018 年 4 月 20 日 更新日:


外浅海付近にて

笠岡諸島の北木島へは一度行ったことがあるのですが、その時は東海岸の県道を通って島を半周しただけでした。普通に道路地図を見ると、島を一周する道路はないように見えます。しかし国土地理院の地形図には西海岸に黒線道または点線道となっている道が描かれており、前から気になっていました。実はネット情報によりますとこの道は自転車なら通れるということがわかっており、今回は一周にチャレンジしてみたいと思ったのです。

おそらくほとんどの人は県道を端まで往復するだけで終わるのでしょうね。そのためサイクリストには人気がないようです。しかし一周できるとなると話は別です。西海岸の道はネットを調べてもほとんど情報がなく、相当荒れていることが予想されますが、最悪ダメなら引き返すつもりで突入しました。基本的に島は時計回りがセオリーなのですが、先に難路をクリアしておかないと時間が読めないため、あえて反時計回りで西海岸から攻めることにしました。

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笠岡の港は2ヶ所あってややこしいのですが、一度来ているので勝手はわかっています。山を挟んで南側の伏越港がフェリー乗り場、北側の住吉港が旅客船乗り場になります。笠岡シーサイドモールの近くに観光客用の無料駐車場があります。そこに停めて9:25発の北木島行きフェリーに乗船します。


10:30に北木島の金風呂港に到着しました。そこから集落の中に入り、西海岸へ出る道を探します。フェリーで話しかけてきた地元のおじさんに道を教えてもらったのですが、これは港を出て少し左から入ったところです。もう一ヶ所、小学校のプール右横から入る道もあるのですが、そちらの方がわかりやすいかもれません。


ちょっと行くと早くも廃屋のオンパレードです(笑)。北木島は過疎化が激しいようで、至るところに廃屋やら廃工場が点在しています。廃墟マニアにはたまりませんなぁ(笑)。


一回だけ道を間違えてしまいましたが、GPSのおかげで無事復帰し、西海岸へ抜ける道を登ります。最後はつづら折れでかなりの急勾配になっております。上りに強いダブルギアのおかげで楽々登れました。これが峠の頂上で標高76mくらいあります。ここが最高地点ですから、基本的にこれ以上の上りはありません。


峠からは笠岡諸島の飛島・六島を望む素晴らしい展望が広がります。これを見るだけでも来る価値がありますね。左端には四国の荘内半島まで見えています。


地形図には点線道として描かれていますが、一応全線コンクリート舗装されています。自動車は無理ですが、自転車や二輪車は通行可能です。ただし枯れ枝や落ち葉が大量に積もってますので相当荒れています。ところどころ土に埋まって地道になっている箇所もあります。またこのような葦のトンネルが至るところにあります。通れることがわかっているからいいのですが、道を教えてもらってなければ不安になって引き返したかもしれませんね(笑)。


峠を越えた後は概ね平坦で、そんなにアップダウンはありません。どんどん進んでいくと左手にこんなものがありました。お寺なんですかね?


そこからさらに進みますと二股分岐があります。ここでちょっと迷ってしまいましたが、右は下浦海水浴場へ下りる道ですので行き止まりです。ここは左へ進むのが正解。


その分岐から100mほど行くともう一つ三差路があります。ここは大浦方面への分岐です。左が来た道で、右が大浦方面です。標識もありますけどほとんど読めません。


先ほどの三差路を進行方向へ見たところです。ここは右の細い道に入るのが正解ですが、うっかりすると見過ごしてしまいそうです。


木の間越しに下浦海水浴場がちらっと見えました。弓なりのきれいな砂浜が弧を描いています。海の家っぽい施設もありますけど、ここって今でも使われてるんでしょうかね? ここへ来るには大浦の港から歩くしか方法がありません。今どきこんな不便な場所に来る人がいるとは思えませんけどね。でも隠れビーチ的な雰囲気で気持ち良さそうですね。


分岐からもうちょっと進むと清滝寺というお寺がありました。もちろん人はいません。


展望が開ける場所はあまりないのですが、ここは最後の展望ポイントです。ほとんど崖っぷちみたいなところを通りますので、落ちたらヤバそうな場所も多数あります。


沢が道を横切っていてぬかるみになっている箇所もあります。こういうところは無理に突っ込むとタイヤが埋まってえらいことになりますので無理せず担ぎましょう。


最後はかなり酷い道でしたけど、最南端の大宇根を回り込むと久しぶりに人家が見えてきます。そして道はT字路に突き当たります。そこを文字通り直角に右折すると丸岩の集落へ下りて行きます。ここがものすごい激坂で下りるのが怖いくらいでした。


そしてやっと県道に出てきました。もし逆回りで行くとするとここが入口になるわけですが、廃屋の左にあるコンクリート舗装の細い道がそれです。これはちょっとわかりにくいでしょうね・・


一応、県道の終点まで行ってみました。これより先に道はありません。


終点から丸岩の集落を見たところです。


野島鼻を越えて外浅海へ向かいます。向こうに見える二つの島は大島と言うようです。


長場から大浦へ向かうところです。


12時半頃、大浦港に到着しました。笠岡からの旅客船はここに発着します。バス停のベンチに座ってお昼を食べました。


大浦から県道を北へ向かいます。ここからはもう知っている道です。旧道へ入ると小さなアーケードがありました。


珍しい木造三階建ての建物。現在は旅館になっているようですが、かつては遊郭だったような雰囲気がありますね。


廃止された石切場の跡も各所にあります。


楠で岬を越えるとあとは平坦なシーサイドラインが続きます。


ここは島の最北端・矢倉ノ鼻という場所です。向こうには本州、左手は白石島です。


やがて豊浦港に着きました。ここからもフェリーに乗れますが、まだ時間があるので完全一周して金風呂まで戻ります。


豊浦には廃校になった北木小学校豊浦分校があります。保育園として使われていた木造校舎が残っています。


このような石切場の跡が各所に残っています。


完全一周して金風呂港まで戻り、14:00発のフェリーで笠岡へ帰ります。島での滞在時間は3時間半でしたが、余裕で回れました。

北木島は二度目でしたが、県道を往復するだけではつまらないので、やはり西海岸を通って完全一周しないと値打ちがないですね。西海岸から見える飛島・六島の風景は素晴らしいです。できればMTBやグラベルロードで行った方がいいですが、ロードバイクでも無理なところは歩くようにすれば何とか行けますよ。それにしても北木島ってこれといった観光資源もなく、主産業であった石材業が衰退して非常に寂れている感じがありますね。至るところ廃屋だらけだし、ほとんど人に会うこともありません。サイクリストにも人気がないようで、しまなみ辺りの賑わいとはえらい違いです。しかしそれだけに離島感が色濃いので、秘境好きにはおすすめできる島です。

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