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1994.5.28 美山茅葺きの里~佐々里峠~

投稿日:2019 年 9 月 4 日 更新日:

実走日:1994年5月28日(土)
コース:比賀江~周山~安掛~中~佐々里峠~広河原~比賀江

 京北町の中心地周山から国道477号線に入って4kmほど東へ行った塔というところには京北町運動公園があり、格好の広い駐車場があるのでここを出発点とする。12時35分に出発し、まず国道477号線を周山まで戻る。この道は非常に道幅が広く、長い直線部分が続いて気持ちがよい。また、このあたりで「自転車多数走行のためご注意下さい」と書かれた看板をよく見かける。よく見ると下の方に「5月29日トライアスロン大会開催」と書かれていた。5月29日と言えば明日ではないか。明日はさぞかしにぎわうのだろうと思いながら走った。この辺は国体コースにも使われたところで、結構レースが多いようだ。

 周山で信号を右折し、国道162号線(周山街道)に入る。周山の街を抜けると広々とした田園風景の中を行く。上弓削までは道はほぼ平坦、ほぼ直線で非常に見通しが良く、交通量が少なくて快適である。周山街道はロード練習中の人が結構多く、向こうからVサインを送ってくれた。

 上弓削まで来るとゆるい上りとなり、道幅はさらに広くなる。2輪車ツーリングマップにも載っているカモノセキャビンはライダーの溜まり場になっている。ここを過ぎると深見峠への上りが始まる。勾配はずっとゆるやかで結構速いペースで上れる。このあたりは鬱蒼たる北山杉の中を行く感じの良い道である。

上弓削付近

 深見トンネルの手前1kmくらいからはやや勾配がきつくなるが大したことはない。深見トンネルは幅が狭く、結構怖い。またライトを忘れてしまったが意外と明るかったので特に問題はなかった。しかし路面が濡れていて泥はねが背中にかかるので困る。トンネルを抜けると爽快なダウンヒルを楽しめる。カーブが少ないので非常にスピードが出せる。50km/h以上ですっ飛ばし、あっという間に美山町安掛に到着する。ここまでの所要時間は約1時間であった。

美山の茅葺きの里

 突き当たりの三差路を右折し、府道38号線に入る。このあたりは田圃の中に茅葺き屋根の民家が点在する懐かしい風景が展開する。ここからは由良川に沿って平坦またはゆるい上りの道が続く。青葉が目にも鮮やかで、時々鴬の声や早くもセミの声まで聞こえる。今日はかなり気温が高いので日なたは結構むっとするほどで草いきれが激しく、もう夏の雰囲気である。北地区には、こんな山奥にもかかわらず大きな食事処があり、結構にぎわっているのに驚く。田歌を過ぎるとゆるい上り坂となり、川も次第に幅が狭く渓流らしくなってくる。この辺まで来ると相当山奥まで来たことを感じる。このあたりで向こうから来たロードレーサーとすれ違い、Vサインを交わす。おそらく峠を越えてきたのだろう。これから峠を越えようという意欲が湧く。

 佐々里スキー場への道を右に見て佐々里の小さな集落を抜けるといよいよ最大の難所・佐々里峠への上りが始まる。川が横に見えている間は勾配も比較的ゆるやかで割と楽に上れる。道が大きくヘアピンする標高500m地点からは8~10%くらいの急勾配が延々と続く苦しい上りとなる。高度計付きの腕時計を持っているので標高がどんどん上がっていくのがわかる。上っていくうちにだんだん山稜が近づいてきて、あの辺が峠かなと思ったりするが、まだ上にガードレールがちらっと見えてがっかりする。8km/hくらいのスローペースだが、それでも高度が上がるのは早く、みるみるうちに来た道は下に遠ざかっていく。だんだんつらくなってくるが展望も良くなり、振り返れば丹波の山並みが連なり、ずいぶん高いところに来たことを感じる。しかし気温が高いので日当たりが良くなってくると余計につらい。途中何度か小休止を入れながら上る。大きなヘアピンカーブを過ぎたところでペースが6km/hくらいまで落ちてきたので再び小休止するが、峠はもうすぐそこであった。苦しい上りだったが峠の標識を見つけたときは本当にうれしかった。自転車コースガイド関西版にも載っている石室前で写真を撮り、石室の中で休憩する。苦しかった上りを振り返りながら、2年越しでこの峠に到達した充実感に浸る。京都周辺のサイクリストでこの峠を越えられればたいていのところは行けるという自信がつくだろう。

佐々里峠

 上りで大汗をかいたのでここでボトルが空になった。まあ、あとは下りだけだから何とかなるだろう。峠を越えると豪快なダウンヒルとなり、上りの疲れも一気に吹っ飛ぶ。峠付近は最近開通した区間なので2車線だが、カーブが多いのであまりスピードは出せない。勾配がきついのでリムが過熱しそうで怖い。

 あっという間に広河原に到着する。ここまで来るとようやく人里に下りてきたという安心感を覚える。茅葺き屋根の民家が残るのどかな山村風景だが、ここも京都市なのである。心安らぐ山村風景を楽しみながら、ゆるい下り坂を快調に飛ばして行く。ボトルが空になっているが、なかなか自動販売機が見つからない。本当は1回見つけたのだが飛ばしていると止まるのがめんどくさくなってパスしてしまった。

 国道477号線と合流する大布施の農協前でやっと自動販売機を見つけ、麦茶を飲む。喉が乾いているときの麦茶は本当にうまい。大布施からは再び国道477号線に入り、大堰川に沿って周山に向かう。この道は最近国道に昇格したばかりなので古い地図では府道となっている。概ね下りだが時々アップダウンもある。あとは淡々と流すだけである。今日も疲れはほとんど残っていないのでアップダウンも別に気にならない。以前はゴール直前はちょっとした上りでも足が思うように動かなかったので、それを思えば格段に進歩したような気がする。道沿いには常照皇寺など見どころもあるのだが今日はもう時間も遅いのでパスする。午後5時頃、車のデポ地点の京北町運動公園に到着した。今日は一日中好天に恵まれて充実したツーリングであった。

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
81.65km 3:40:38 22.2km/h 58.0km/h 740m
佐々里峠
520m

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