寒風の英虞湾周回ツアー

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自転車


大王崎灯台からの風景
昨日は宿願だったロボ氏との面会を果たし、今日は英虞湾を一周するツーリングを行いました。といってもロボ氏がどちらへ向かうのか全然予想がつかなかったので、とりあえずどこでも対応できるように輪行装備で来たのですが、YHのペアレントさんから英虞湾を渡る連絡船があるという耳寄りな情報を聞いて、すぐさまそのプランが浮上。ロボ氏も今日は連泊してゆっくり回りたいということなので、帰りの時間を気にせずに一日ご一緒することができました。
今日は強い寒気が入ってこの冬一番の冷え込みになるという予報に戦々恐々でした。三重県北部では雪も降ってるようですが、こちら志摩地方は朝から青空が広がっています。北西の風が強いですが、それほど寒いとは感じません。たぶん厚着のせいでしょう(笑)。ロボ氏は薄手のウインドブレーカーに指切りグローブだし、かなり寒いと言ってました。


9時過ぎに穴川のYHを出発して、昨日ロボ氏が見つけたという自転車道を走ります。しばらく自転車道は県道に沿って走りますが、坂崎あたりでは独立した道になってなかなかいい感じです。
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磯部大王自転車道・三ヶ所付近にて
丘陵地帯を軽くアップダウンしながら抜けると、国府で海岸に出ます。ロボ氏の後ろを走っているとよくわかりますが、写真を撮る頻度がものすごい(笑)。走行中の撮影はもちろん、後ろ向きの風景も器用に手を伸ばして撮ってます。とにかく興味を持ったものは何でも撮るという感じです。したがって一日の撮影枚数が500枚くらいにもなります。(笑)
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海苔(?)の養殖風景・国府にて
まだ時間があるので安乗崎へ寄っていこうということになって、往復8kmほどのピストンを加えます。安乗崎は初めて来ましたが、真四角な灯台は割と珍しいですね。しかし後でログを見てみると、集落をパスするバイパス路へ入ってますね。この集落が良かったはずなんですが、ちょっと失敗したかな。
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安乗崎灯台
例によって灯台の上に登って景色を眺めますが、ものすごい強風で立っていられません。
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安乗崎灯台からの眺め
その後また自転車道に戻って大王崎を目指しますが、ほとんど一般道と並行する歩道となっていてあまり面白くありません。浜田付近では少しだけ独立した道となり、防波堤の上を走りますが、ほんのわずかの距離でした。
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浜田付近では防波堤の上を走る
そこからまた県道の歩道となり、甲賀でR260に出ます。案内板には自転車道が続いているように書いてありますが、実際はただの歩道となって自転車道の表示もありません。つまらない国道走行で、これもちょっと失敗。
「大王崎入口」の標識で左折して大王崎を目指します。波切の町を抜けていくと終点は漁港となっています。こういう風景はやっぱりフォトジェニックだよなぁ。奈良にいると海は憧れですから・・。
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波切漁港
最初、漁港の裏手から階段を上っていきましたが、そこには灯台はなく、大王崎突端の公園があるだけでした。引き返して寺の横から狭い道を入っていくと最後は階段となり、崖の上に灯台が建っていました。例によってまた登りますが、やはりすごい強風に立っていられません。
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大王崎灯台
この時点で12時、御座の連絡船の時間が14時なのであと2時間しかありません。距離は16kmくらいあるので、食事をあまりゆっくりしている余裕はありません。ちょうどR260に出たところで手近な食堂があったので迷わず入ります。20分そこそこで切り上げて、御座へ急ぎます。時間は12時45分。何とか間に合うかな・・
R260の志摩バイパスはもう開通しているようですが、途中からそれて旧道の方へ入ります。急いでいることもあってあまり写真は撮っていません。それほど撮るような場所もなかったですが・・。進行方向が西向きになったこともあり、向かい風気味になっています。急いでもあまりペースは上がりません。
阿津里浜というところでちょっと休憩し、御座へあと数キロを急ぎます。まだ25分あるから大丈夫でしょう。だらだらと上ってちょっとした峠を越えます。
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ロボ氏と並走ショット(笑)
そして出航10分前に御座港に着きました。これを逃すと20分後の賢島行きになってしまうのです。ほどなくして乗船する船が入ってきました。
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御座港
船はもちろんフェリーじゃなくて、結構小さいです。ロボ氏が事前に電話で確認してくれていて、自転車はOKということでしたが、実際に乗せようとなるとかなり大変です。入口が狭いため、自転車がまっすぐのままでは入りません。ハンドルを曲げて強引に入れます。そして船内ではちゃんとした置き場があるわけでもなく、座席の横に立てかけるだけです。他に乗客がいなかったからいいようなものの、混雑してたら相当迷惑ですね(笑)。自転車は正規の扱いではないということなので、混んでいるときは断られる可能性もあると思って下さい。ちなみに料金は旅客300円プラス自転車450円でした(自転車の方が高い)。
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船内持ち込み中
連絡船はわずか10分ほどで浜島港に着きます。今日は波が高くてかなり派手に揺れましたね。八重山の激揺れ船を思い出します。(笑)
浜島からはまた交通量多めの県道を賢島方面へ向かいます。迫子というところに展望台があったので登ってみます。真珠の養殖風景が見られました。
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迫子の展望台より
そして少し先の迫子川右岸からマニアックな道に入ります(笑)。賢島からR167を走るのではあまりにもつまらんので、穴川へ直接抜けるショートカット路に目を付けていたのです。一応、扱いは市道のようです。最初は迫子川に沿ってゆるやかに上っていきます。当然車通りもなく、いい感じの道が続きます。ロボ氏もこういう道が大好きのようです。そして途中で予想通りというか、工事中通行止の看板がありました。迂回路はアップダウンきつそうだし、まあ自転車は行けるだろうと言うことで無理やり進みます。そしたら一応ユンボが道を塞いでましたが、自転車は難なく横を通れました。
しかしその先が結構迷って難儀させられました(笑)。地図には載ってない枝道が多いのです。しかもどこを走るか想定してなかったのでGPSへの登録もいい加減と来ています。最初はまず僕の勘違いでコースミスしました。500mほど戻って右の道へ入ると、すぐ工事現場となりました。このあたりバイパスの工事をしていて大幅に道が変わっているようです。
そこからまたいい感じの道が続いたので気分よく走っているとまた分岐が・・。ロボ氏は迷うことなく真っ直ぐ行ったのでついて行きましたが、だんだんGPSの方向がずれていることに気づきます。どうやらロボ氏が選んでいたのは山原へ抜ける道のようでした。それではちと遠回りになってしまうので、またさっきの分岐まで引き返します。
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すごくいい感じの道
ところが入り直した道はすぐ行き止まりになってしまい、行けそうにありません。もう一つ右へ下っていく道があったのでそっちに入ってみましたが、今度は思いがけない立派な2車線道と交差してしまいました。うーん、どっちや? 地図にはない道がいっぱいあってさっぱりわからん!
こういう時、普通の人は地図を取り出して調べるのですが、ロボ氏は地図の代わりにノートPCを取り出してゼンリンの地図ソフトでルート検索をします(笑)。しかも自転車に跨ったまま、その手つきがすごく慣れてるんですよ。すばやく新しいルートを検索して、すぐにGPSに登録までしてしまいます。全然知らない道なのに、いつもあと何メートルとか言ってくれるんですよね。そのサイバーぶりを間近で見せていただきました(笑)。
そして何とかうまく穴川へ抜けられて、近鉄線横の磯部大王自転車道でYHに戻ります。この頃には少し雪がちらついてました。
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穴川の近鉄線横を走る自転車道
最後はYHまで激坂上りが待ってますが、4時前にYHに戻ることができました。今日はお気楽ポタのつもりだったのに、終わってみると65kmも走ってました。(^_^; この時期、日が短いので余裕は全然ないですね。志摩方面はぜんぜん走ったことなかったので、いろいろ楽しめたツーリングでした。
走行距離:65.3km
平均速度:16.0km/h
体  重:60.2kg
体脂肪率:20.4%

片雲の風に誘われて

コメント

  1. nakao より:

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    SORAさん今晩は。
    この辺りは、以前志摩半島へ泊まりで行った時、2日目に走る予定のコースとかぶっています。泊まりで行くと、必ずどちらかが雨に祟られます。かれこれ5・6度ほどもありました。
    春先にでも出かけたくなりました。
    それでは、良いお年をお迎えください。

  2. SORA より:

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    なかおさんこんばんは。
    志摩半島に限らず、内陸育ちには海辺の町はフォトジェニックでいいですね。
    春先がベストシーズンではないでしょうか。またリベンジしてみて下さい。
    では良いお年を・・・